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わたしがお節介をやめた日

婚活業界に入って、今年で5年ほどになる。

日々、婚活業界の状況は変化している。

結婚しない若者が増えている。
結婚するメリットを感じないという人が増えている。
パートナーがいない若者が70パーセント以上いる。
異性と一度もお付き合いしたことがない若者が80パーセントを超えると言われている。
・・・などの数字が次々と耳に入ってくる。
婚活業界にとって、悲観的とも思われるニュースがとにかく多い。
でも、結婚相談所に次々と人はやってくる。

なぜだろう?


結婚は、人間としてするのが当たり前、・・・と半ば強制されていた保守的な社会から、自由に生き方を選べる社会になった。
どこかおかしい人でも、と言ったら悪いけど、ごく普通の一般的で平凡な人なら、近所のオバチャンが適当に見繕って結婚相手を連れてきた世の中では、すでにない。
すると「どうやって結婚したらいいのか分からない」人が出てくる。
そういった人々が結婚相談所を訪れるのだ。

私は、会員様のデータを登録し、会員様の代わり映えしない自己紹介を検閲し、陰ながら会員様の健全な婚活を応援する日々を送っている。
※検閲とは、会員様が特定の人への誹謗中傷や、差別、政治、宗教などの発言をしないよう見張ること。
それでも、毎日のように結婚とは何かを考える機会がある。
36歳の今、30歳のときのそれとは明らかに違う結婚観を持っている。
多分、60歳になった自分は、結婚について今とは全く違う考えを持っているだろう。


最近気づいたのは、お節介をすることがなくなったのである。
数年前は、恋人のいない友人がいれば、異性を紹介したり、何だかんだと世話を焼いていた。
今考えれば恥ずかしい話だけど、婚活業界にいるからといってアドバイスしたりもした。
友人も「紹介してよ」などと言うので、親切のつもりだった。
紹介して、最初から当たりをを引くことは少ないとは思うけれど、異性と出会う機会を定期的にもうければ、いつかいい人に当たるだろうと無責任に考えていた。
友人が、他人と関わることで、どんなにストレスにさらされ、考えさせられ、悩み消耗して、婚活うつに陥り、辛い思いをすることになるのか、もちろん知っていたけど、たとえ友人にその覚悟がなくても「いずれこの苦労が良かったと思えるときが来る」と勝手に考えていた。

でも、友人が「そういう時期」でないなら、紹介は見送ったほうが良かったかもしれない。
誰を紹介しても、何人連れてきても、上手くいかないときは上手くいかない。
ただ友人に不必要な苦労をかけてしまったのではないかと反省している。


今なら、友人が「そういう時期」なのかどうか、わかるような気がする。
あんなに過去に固執していた友人が、過去の恋人の話をしなくなる。
すると、ああ、そろそろ時期なのかな、もうすぐなのかなという予感がする。
そうでなくても、何か不穏な空気が去ったときに、出会いは訪れるものらしい。


今考えると、的外れな紹介ばかりしていた。
友人の良さがを分かってほしくて、焦っていた。
たとえば友人が、年収1000万円で、アイドルみたいな顔で、料理上手で、一途で、絶対に浮気をしなくて、嘘をつかなくて、家庭的で、普段はおとなしいのに恋人の前でだけエッチで大胆で、しかも処女で、巨乳で、恋人の言う事は何でもきき、屁からシャネルの香りがするなら完璧なのだが、そんなわけはない。
正直、相手の願望を満たしても、どうしようもない。
しかし、「彼女にしかない良さを、自分は知っている」と思うから、焦ってしまう。
それを知る前に断るなんて、と。
それは、長い付き合いなら分かる類のものだ。
たまに頑固で融通が利かないところがあるけど、本当はすごく友達を大事にする子である、とか、根はいい奴なんだ、とか。
誰でもそうですよ、と言われそうだけど。


人は、多くの場合「私の本質を見てほしい」などと都合の良いことを考えている。
外見や第一印象で判断しないでほしい、本当の自分を知ってほしい、と。
外見に自信がある部類の人であっても、もちろんそう思っている。
それならば、こちらも、相手のいいところを探す努力をするべきだと思うのだ。
その人(相手)にしかない、良いところをさがすことから始めたい。
でも、「あそこが気に入らない、学歴が、年齢が、年収が、親と同居だから」などと、最初の段階でマイナスの点ばかり目についてしまう。
結婚相談所に来る人は、最初はそうなのだ。
希望に合う人はいません、とやめていってしまう人もいる。
でも、婚活セミナーを受けたり、カウンセリングを受けるうちに、考え方が変わることもある(と信じたい)。


この世の中は婚活の本であふれている。
異性にはああしろこうしろと駆け引きのテクニックがと書いてあるし、こういうファッションで行けとかこういうメイクをしろとか書いてある。
さて、その通りに行動して、好条件の人と思い通りの結婚をしました。
ではこの先何十年、婚活のテクニックを駆使して結ばれた人と、生きていけるんですか?
何十年も一緒に暮らせるんですか。


「婚活する」とはどういうことだろう?
私は考え方が変わって、婚活は「相手を選ぶ」ことではなくなった。
どちらかというと「選ばれるための活動」なのではないかと思っている。
具体的には「放っておけないと思える人が目の前を通り過ぎたとき、ちゃんと手助けできる自分になっている」ための活動。
何だそれ?と思いますよね。
私もそう思います。
「チャンスが巡ってきたときのために語学を勉強しておく」のに近いのでしょうか。
そのときがやってきた、
「私ならこの人の役に立てるかも知れない」
1ミリでもそう思えるように・・・
ENT_NickieSixx.jpg
いい写真だったので載せてみました(*´ω`*)


難しく考えすぎ!
と言われてしまった(´-ω-`)


小関さんて、胸がドキドキするとか、
キュンキュンするとか、
そういうのしらないんですね!
かわいそうーー(`▽´)ノ

・・・とかそういう憐れみはいらないですよ(´◦ω◦`)

い・・・・
いらないもん:;(∩´﹏`∩);:



どくろのケーキ
メタラー同士の結婚式ってどんな感じなんでしょうね( ◠‿◠ )
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コメント

zen

色々と考えさせられました。
結婚自体は単なる行為に過ぎないのに、それを漠然と"目的"とされる方が未だ少なくないように感じます。
生きる上では常にお金が必要で、大多数の方は賃金を得るために就職されると思いますが、私にとって結婚は就職のそれと似ています。
結婚してパートナーとの繋がりが深まったことで、「必要とされている」という実感を常に得られる状態になり、それが生きる力になっています。
小関さんの下を訪れる方の多くは、理性的な動機(世間体、子供、老後etc)で結婚を望まれているのだと思いますが、商売として成り立たせるには「お節介」が必要なのでしょう。
仮に上手くいかなかったとしても、結婚後の事までは関知できませんし、当人の経験値は上がると思いますから「お節介」も良いと思いますよ?

小関 文

Re: タイトルなし
zenさん、こんにちは。
ご訪問いただきありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ

結婚はゴールではなくてスタートだ、とよく言われますよね。
でも相変わらず私たち婚活業界が、結婚を「ゴールイン」とかそういう言い方をするし
そういうイメージを植えつけるからだと思うのですが(´-ω-`)
まあ、商売だからと言えばそれまでなんですけど・・・

世の中に対して、会社に対して、パートナーに対して、自分の役割を見つけられるのは
本当に素晴らしい事ですし、それが生き甲斐にもなりますよね。
「必要とされたい」と思う気持ちは、人の本質であると思います。
なかなか、必要とされなくても、他人からどう思われても、無差別の愛を注ぎ続けるような
神様のような段階に達することは難しいですからね・・・(;´∀`)

自分のことは全然見えないのに、他人を見て気付かされることは多いですね。
私もまだまだだなぁ・・・と思います( ´∀` )

mano

こんばんは。(´▽`*)
婚活という言葉は、いつから使われだしたのでしょうかね。。気が付いたら、就活、婚活、終活(;´∀`)
とか、、、。みんな結婚して、子供を産んで幸せな暮らしを夢見ているから頑張るのですね・・。
でも、結婚は、いいことばかりじゃないですよね。。やってみなければわからない事だらけです。
自分の都合のいいことばかりが続くわけではないし、完璧な人と結婚したら、完璧な人生が送れる
わけではないし。人生まさかの連続ですよね。。
本来は、人は一人では生きていけないから助け合って生きていく事が、結婚なのかもしれません。
だけど、人はわがままな生き物だから、色々問題が起こるんですね。。
ドクロのケーキにあるように、死が二人を分かつまで。。とあるけど、なかなかここまでいける人達は、そうそう
いないのかもしれませんね。。(;´∀`)
結婚相談所にくる方達は、行動力あるなー。
で、写真、モトリークルーのニッキーシックス氏ですね。私が初めて好きになったメタルのミュージシャンですよ。
年とってもかっこいいですねー。60近いとは思えん。。(;´∀`)
でも、考えすぎない事が、長続きする秘訣かもしれんなーー。
結婚といえば、以前、レボリューショナリーロードというデカプリオ氏が出ていた映画がありましたが、
この映画、結婚することが嫌になりそうな話です。(小説も読みました。。めちゃ分厚い。(;´∀`)
登場人物全部に共感できないという。。(-_-;)読後感が嫌な感じだった。(*´Д`)


小関 文

Re: タイトルなし
こんにちは( ´ ▽ ` )ノ
こちらにもコメントありがとうございます!!

「婚活」という言葉が初めて世に出たのは、『AERA』2007年11月5日号だそうです(調べた)
婚活業界で働いているのに、知りませんでした。
勉強不足ですね・・・(´-ω-`)

最近の日本人は「○活」という言葉を作るのが好きですよね。
物やサービスを売る側が、盛り上げようとして言葉を作るんでしょうね。
「終活」市場もこれから大きくなるんだろうなぁ・・・(;´∀`)

結婚は、いいことばかりじゃないですよね(;^ω^)
むしろ成長する機会を与えてくれるイベント、って感じですよね・・・
私たち(結婚相談所)も「結婚はスタートだ!ゴールじゃない!」と口酸っぱく言ってるのですが
結婚業界の長年にわたるイメージ戦略で「結婚はゴール」と思っている人もいるようです。
何か、「結婚すれば今の暮らしが格段に良くなって幸せになるのではないか」
と思って結婚相談所に来る人もいるので、頭を抱えてしまいます。

人は一人では生きていけないから・・・たしかにそうですね。
なかなか、普段の生活では気付けないことだ(›´ω`‹ )
女性も1人でやっていける世の中になったので、尚更気付かないです。
あれ?このままで良くね?と何度思ったことか・・・

都内では、高齢者になって「結婚すればよかった」と後悔する人が増えているそうです。
高齢者になって孤独死する人は、畳をかきむしるような苦しみなんだそうです。
今の年齢では、そんなこと想像もできないですけどね(›´ω`‹ ) ゲッソリ
きっと歳を取るごとに、心細くなるんだろうなぁ。

写真、ニッキーシックス氏だったんですね。
(あまり分からずにUPしていた)
なんか微笑ましくていい写真だったので・・・(;´∀`)
VALKYRIEのベースの子もニッキーシックスが好きと言ってました。
歳をとっても、ひと目でバンドマン(アーティスト)と分かるお人だ・・・(;´∀`)

「レボリューショナリーロード/燃え尽きるまで」ですね。
ちょっとあらすじを読みましたが、何か壮絶ですね・・・(´∀`lll)
現代の人なら、やりたい事を全てやって、悔いがないと思ってから結婚する、
という人生も許されるのでしょうが、この時代はそういう雰囲気でもなかったのかな?(´-ω-`)
日常に物足りなさを感じる・・・ようになってしまうのは怖いですね。
なんか、私にとっては他人事と思えない映画の予感がします(まだ見てもいないのにw)
非公開コメント

小関 文

結婚相談所勤務。
レディーススラッシュメタルバンドVALKYRIE(ヴァルキューレ)でGt/Voをしてます。

スラッシュメタル、パワーメタルが好きです。
・・・が、音楽なら何でも好きです。
実はメタルを聴き始めて日が浅いので「これは定番でしょ!」というバンドやアルバムを知らなかったりしますが、温かい目で見守りつつ教えてもらえると嬉しいです。

休日はバスケ観戦などしてます。
Bリーグ始まって以来、大阪エヴェッサを応援し、舞洲でのホームゲームに足を運んだりしてます。
エヴェッサ以外のチームも応援してます。

ツイッターー→@damoin667
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