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わたしとスピリチュアルな彼女 PART3 (R-12)

この「わたしとスピリチュアルな彼女」、当初はPART3で完結となる予定でしたが
これも書こうあれも書こうと思っていたら、まるで回数が足りず
このままではPART6くらいまで続きそうな勢いになってきました(;^ω^)

スターウォーズと同じ6部作・・・!?

そろそろ飽きてるわ!という方がいましたら申し訳ございません。
暇なときにでも読んでいただけたら幸いです。

というわけで、いつものようにいってみたいと思います。

* * *

この話は、長い付き合いだった友人のM子と出会ってから
お別れするまでの10年間の話です。

暗い気分になってしまうかも知れませんので
憂鬱な話が嫌いな方は読むのをご遠慮ください。


前回までのあらすじ
PART1「2007年、26歳の小関と、43歳のM子の友情が芽生えた」
PART2「M子が自分の病について告白」


↓詳しくはコチラ↓
わたしとスピリチュアルな彼女 PART1
わたしとスピリチュアルな彼女 PART2


* * *


M子とは、その後も定期的に会っていました。
頻度としては1ヶ月に1度くらいでしょうか。

M子の家に出入りするうちに、M子の夫の「T也」とも仲良くなりました。
T也は、M子よりも5歳ほど年下(つまり当時は30代後半)の、整った顔立ちの青年でした。
T也は本を読むのが好きらしく、M子の家には壁一面の本棚があり
隙間なくハードカバーの本が敷き詰められていました。
髪が長くて髭を生やしていて、小説家志望の青年みたいだなと思いました。
T也も、見たところは元気そうですが、M子と同じ病気(うつ病)を患っていました。


2人はどうやって生活しているのだろう?
生活費はどうするのだろう?
と疑問を持たないことはなかったのですが、
どうやらT也は病気と闘いながらも働きに出ているそうなのです。
2人で助け合って生活しているのだな、と何も知らないながらも、私は想像していました。


M子のほうも私の夫とも仲良くなり、
時には4人で「中村中」のコンサートに行ったり
(なぜ中村中だったのかと言われるとすでに思い出せませんが、4人の共通点だったのかもしれません)
4人で鍋を囲んでお酒を飲んだり、音楽や映画や本の話をしたりしました。

しばらくは、楽しく、良い関係が続きました。

私の夫も映画が好きで、かなりマニアックな監督なども知っていたことも
M子夫婦と仲良くなれた理由なのかも知れません。
私は話についていけなくて置き去りになることもありました(;´∀`)
私の夫は、うつ病を患っているからといってM子やT也を特別視したりしませんでした。
むしろ、好意的に接しているように思いました。


しかし、こんな日々は長くは続きませんでした。



私は、結婚して1年を過ぎた頃から、徐々に夫と不仲になっていきました。
何が原因、どっちが悪い、の議論は意味がないのでしませんが
その頃は、お互いに相手に過度の期待をし、
相手が自分の都合のいいように動いてくれるような思い込みを抱いていたのかも知れません。

きっと、あの人なら自分のことを分かってくれるだろう
きっと、何も言わなくても自分がこうしてほしいことは何となく察してくれるだろう
きっと、言わなくてもこんなこと常識だから分かるだろう
・・・と生まれも育ちも性別も違う2人がお互いに常識を押し付けあっていました。

「価値観の違い」で片付けたりせず、
面倒くさがらずに妥協点を話し合わなければならなかったのだと思います。
何万の夫婦が、日々話し合い、歩み寄る努力をしているようにです。
しかし、こうした怠慢の積み重ねが、私たちは自ら関係を壊していきました。



私は、夫との関係がうまくいかなくなると、ますますギターやバンドに没頭し始めました。

当時やっていたバンド↓
room_バンド
わざわざこんな写真まで撮りました・・・
今よりずっと真面目にやっていたのかも知れません(;´∀`)
しかも今よりもずっと女性の格好をしていますね・・・


夫も、家のことを放ったらかして趣味に没頭する私に失望し、私に冷たく当たるようになりました。
「冷戦状態」と言ったら良いのでしょうか。
とにかく家の中の空気は張りつめていました。

夫が仕事をやめて家に引きこもるようになると、夫と顔をあわせるのが嫌だったので、
いつも遅い時間に帰宅するようになりました。
結婚した当時は同じ部屋でテレビを見たり寝たりしていましたが、
いつしか寝室も別になり、一日の大半を別々の部屋で過ごすようになりました。


徐々に、私の家庭は崩壊していきました。


でも私とM子の付き合いは続きました。
私は夫を連れて来るのをやめたので、M子は少しだけ寂しそうではありました。


失敗した私たちに比べ、M子とT也は仲の良い夫婦でした。
結婚して10年経つと言っていましたが、私たちよりもずっと
新婚のように仲睦まじい夫婦でした。
「うらやましい」という思いは全くなかったのですが(自分の夫が本当に嫌いだったからかも知れません)
すごくM子は立派だな・・・と思いました。

私は、自分の常識で相手を縛ってばかりいたので当然といえば当然ですが
特定の異性との付き合いが長続きしたことが今までなかったのです。
しかも関係が長続きしないことを、いつも相手のせいにしていました。
口を開けばパートナーの悪口ばかりを言い、
「自分は見る目がなかった」「男運がなかった」などと
まるで自分には非がなかったかのように、友達に話していました。

その後、婚活業界で働き始めてから
精神的レベルが同程度の人としか恋愛に発展し得ない
ということを知り、今までの自分が急に恥ずかしくなりました。
当時は、さぞかし周囲から「この人かわいそうだな」と思われていたんだろうな・・・
と今では思います(;´д`)


最近、T也はわたしに恋をしてるんだ
とM子は言っていました。

きっと、簡単なことではなく、すごく努力していたのだと思います。
単調な毎日を楽しくするようなサプライズやささやかなプレゼントや
相手への感謝の気持ちや思いやりの心が、M子にはあったのだと思います。
10年経ってもパートナーに自分に恋をしていると言わせるなんて素敵なことだと思いました。

女性としての魅力を磨くことも忘れなかったのだと思います。
M子はいつも中世ヨーロッパのお嬢様のような格好をし、
蝶々のモチーフのアクセサリーをつけていました。
TシャツGパンアクセなしの自分とは、意識が完全に違いました。


行き詰まった私は、
まだ結婚して一年なのに、もうダメかもしれない
結婚生活を今すぐやめたい気持ちになっている

とM子に打ち明けました。

M子は、私の夫とも仲がよかったので、
なんとか仲の良い二人に戻ってほしいという気持ちがあったのだろうと思います。
嫌な顔もせず話をきいてくれました。
ここをこうしてみたら?と色々提案もしてくれました。

しかし私は相談という形態を取りながらも、
とっくに心は決まっていたのだと思います。
もう、夫との関係を続ける気は微塵もなかったので
自分の愚痴をぶちまけたいだけぶちまけて、M子の提案はうわの空で聞き流していました。


書けば書くほど自分が絶望的にひどい奴だった
としか分かりませんね(´∀`lll)



とうとう私は、夫との性生活がどうしても嫌で我慢できないとM子に打ち明けました。
すでに夫の近くに寄るのも、顔を見るのも嫌な状態までに進行していました。

友達にこんな話をするのもどうかと思いましたが、本当に苦痛で苦痛で仕方がなく、
M子に話すことで少しでも気を紛らせたかったのです。

するとM子は笑って、
それはただのマンネリだよ( ´▽`)
と言いました。
「そういう時期もあるもんだよ、若いうちは」
と少し笑いながら言いました。


そして数日後、M子は突然私にプレゼントをくれました。

中を開けてみるとピンク色の、
スイッチを入れるとブイィィィィィンと振動する
物体が出てきました。




M子さん・・・( ̄▽ ̄;)
これは・・・?


そこに入っていたのはバイブレーターという自慰行為に使う道具でした。
実物を見るのは初めてでした。


これねぇ、結構いいよ
とM子は不敵に笑いました。
2人で使うともっといいよ、と大人の笑みを浮かべてM子は言いました。


40代になると女性は色気が増すと言うが、
こういうことだったのか…Σ(゚д゚lll)

と関係ないことを心の中でつぶやきながら、ひとまずお礼を言って受け取りました。

M子はマンネリ夫婦の私たちを真剣に心配してくれていたのでした。
彼女はすごく優しい・・・、のだと、思います・・・(´ε`;)

しかし私の心の中は複雑でした。



私は家に帰って、そいつを絶対に見つからないように
一番下の引き出しの奥の方にしまいました(´ε`;)


PART4に続く


↓そいつを見たときの私の心境
lars_ulrich_lovely.jpg
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コメント

mano

こんばんは。(*‘∀‘)
続きを楽しみにしておりました。。なんだか、小説の中の事の様に思えますが、
ほんとに起こった事なのですね。。でも、。。M子さん夫婦は、ミステリアスですね。(なんだか、古典小説にでも、出てきそうな女性です。。(;´∀`)

どうやって、暮らしていたんでしょうね。。?実は、実家がお金持ちだとか。。
でも、結婚生活の件の所は、その失敗があったからこそ、今のご主人と出会えたわけですから、必要な事だったんですよ。。本当に結婚は難しいですね。
私も、考えなしに、結婚したなー。。と反省してます。。(;´∀`)
人生、色々ですよ。。でも、なんとかやってますが。(前向くしかないんで。)家族ぐるみで、お付き合いをされてたのですね。。

趣味や、音楽の話ができるのは、楽しそうですね。。でも、、M子さん、そんなの勧められてもなー。。(しかも、相手の事、受け付けなくなってるのに。。)

精神レベルが、同レベルの人しか恋愛に発展しない。。(つらいね。)
自分を高めるしかないんですね。。(もう、遅いな。。(;´Д`)

小関 文

Re: タイトルなし
こんにちは( ´ ▽ ` )ノ
いつもご訪問いただきまして、ありがとうございます!
なかなか続きが更新できなくてすみません。
でも楽しみにしていただけているなんて、すごく嬉しいです。

本当にあったことなのですが、もう7~8年も前のことなので
記憶が薄れてきていて、毎回一生懸命思い出しながら書いています。
M子夫婦は、たしかにどこにでもいる感じではなかったですね。
二人とも個性的で、商業的な文化を好まない芸術家肌でした。
お互いにミステリアスで影のある部分に惹かれたのかな?とも思います。
そういえば自分も10代の頃「影がある人が好き」とか言っていたこともありました。
今考えてみたら「なんだそりゃ」ですが( ´∀`; )

1度目の結婚での失敗があったからこそ今の夫と出会えた、というのは
本当にそうだなぁ思います。
最初の夫にもM子にも、実はすごく感謝しています(;^ω^)
半分以上の人が、1度目の結婚で上手くいっているという現実を見ると
みんな大人なんだなぁ・・・と思わざるを得ません。
途中で投げ出したりせずに、一度決めた人だからと、ちゃんと話し合って
問題を解決していくのでしょうね。(何か当たり前のことを書いているようですが)
ほんとうに立派です・・・

manoさんもいろいろ障害を乗り越えて(?)今があるのでしょうか。
なんか面白いエピソードがあれば、いずれ小説にでも書いてみては・・・(;^ω^)
(ってこんなにいろいろ暴露するのはお前くらいじゃ!って言われそうですね)
こんなに赤裸々に正直に書かれたのでは過去の私の関係者は怒り出しそうです(;´д`)
(なのでせめて名前は伏せ字ですw)
非公開コメント

小関 文

結婚相談所勤務。
レディーススラッシュメタルバンドVALKYRIE(ヴァルキューレ)でGt/Voをしてます。

スラッシュメタル、パワーメタルが好きです。
・・・が、音楽なら何でも好きです。
実はメタルを聴き始めて日が浅いので「これは定番でしょ!」というバンドやアルバムを知らなかったりしますが、温かい目で見守りつつ教えてもらえると嬉しいです。

休日はバスケ観戦などしてます。
Bリーグ始まって以来、大阪エヴェッサを応援し、舞洲でのホームゲームに足を運んだりしてます。
エヴェッサ以外のチームも応援してます。

ツイッターー→@damoin667
メタラーの方、ブースターの方、共通点ある方はフォローします(鍵付きアカウントの方除く)。お気軽にどうぞ。
最近フォローバックが遅れ気味で申し訳ありません。

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